(仮訳)メキシコ、タバスコ州産の謎のアナモルフ菌、Elotespora
Ruiz, R.C. & Abarca, G., 2010. Elotespora, an enigmatic anamorphic fungus from Tabasco, Mexico. …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000111/00000001/art00028 [Accessed January 20, 2014].
【R3-00290】2014/01/20投稿

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3行まとめ

メキシコ・タバスコ州で腐朽材から見出された菌を、新属新種のElotespora mexicanaとして記載した。
本種の分生子果は微小な杯状で、1つの分生子果に1個の分生子しか形成されず、しかもその大きさが分生子果を超えるという点が特異であった。
また、分生子は褐色楕円形~長円筒形で大型、石垣状隔壁を持ち単生していたが、分生子形成様式は不明であった。
MEXICO. Tabasco, La Venta

(新種)

Elotespora mexicana R.F. Castaneda & Heredia
語源…トウモロコシの穂(ナワトル語)の胞子/メキシコの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Camarosporellum spp.
形態が一見類似している
分生子に石垣状隔壁を持つ
本種と異なり分生子果が杯状ではなく、はっきりとした孔口を持つ分生子殻を形成する
本種と異なり分生子形成細胞が容易に観察される
本種と異なり分生子形成細胞を多数持つ
Camarosporium spp.
形態が一見類似している
分生子に石垣状隔壁を持つ
本種と異なり分生子果が杯状ではなく、はっきりとした孔口を持つ分生子殻を形成する
本種と異なり分生子果あたり多数の分生子を形成する
本種と異なり1つの分生子形成細胞が時に伸長しつつ複数の分生子を形成する
Scolecosporiella spp.
形態が一見類似している
分生子に石垣状隔壁を持つ
本種と異なり分生子果が杯状ではなく、はっきりとした孔口を持つ分生子殻を形成する
本種と異なり分生子形成細胞が容易に観察される
本種と異なり分生子形成細胞を多数持つ
Dichomera spp.
形態が一見類似している
分生子果が子座状
本種と異なり分生子果が杯状ではなく、閉じて孔口を持つ
本種と異なり分生子形成細胞が容易に観察される
本種と異なり分生子形成細胞が分生子を形成するごとに連続的に伸長してアネライド状になる
Camarosporula spp.
分生子果が子座状
本種と異なり分生子形成細胞が容易に観察される
Myxocyclus spp.
分生子果が子座状
本種と異なり分生子形成細胞が容易に観察される
Zelosatchmopsis sacciformis
分生子形成様式が明らかになっており、本種と異なる
Colemaniella ossoorii
形態が一見類似している
本種と異なり菌糸体が基質に埋生せず表在性
本種と異なり菌糸に球形~不規則形の菌足を持つ
分生子形成細胞が明らかになっており、本種と形態が異なる