(仮訳)淡水ガメの甲羅の病変から分離されたホネタケ目の新属新種、Emydomyces testavorans
Woodburn, DB. et al., 2019. Emydomyces testavorans, a New Genus and Species of Onygenalean Fungus Isolated from Shell Lesions of Freshwater Aquatic Turtles. Journal of Clinical Microbiology. Available at: https://journals.asm.org/doi/10.1128/JCM.00628-18 [Accessed July 6, 2021] 【R3-08569】2021/7/5投稿

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3行まとめ

米国において複数種の淡水ガメの甲羅に病変を引き起こした菌を検討し、新属新種Emydomyces testavoransとして記載した。
本種は分子系統解析でホネタケ目クレードにおいて単系統群を形成した。
抗真菌薬感受性試験では本種はイトラコナゾール、ボリコナゾール、テルビナフィンなどに対する感受性を示した。
WA, USA

(新種)

Emydomyces testavorans A.N. Mill. & D.B. Woodburn
語源…(属名)淡水ガメの菌/(種小名)甲羅を貪る
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Nannizziopsis vriesii
爬虫類を宿主とする
アレウロ型分生子を形成する
分節型分生子を形成する
厚壁胞子を欠く
nrSSU+ITS+nrLSU+ACTに基づく分子系統解析で近縁
本種よりアレウロ型分生子のサイズが小さい
本種より分節型分生子が短い
nrSSU+ITS+nrLSU+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される