(仮訳)ペルーにおいてAcarospora rhabarbarinaに生じた新種Endococcus janae
Knudsen, K. 2008. Endococcus janae, a new species from Peru on Acarospora rhabarbarina. Opuscula Philolichenum. Available at: http://clade.ansp.org/botany/people/lendemer/Op5p3.pdf [Accessed March 22, 2019] 【R3-06059】2019/3/22投稿

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3行まとめ

ペルーにおいてAcarospora rhabarbarinaの地衣体に生じた地衣生菌の一種を検討し、Endococcus janaeとして新種記載した。
本種は子嚢が4胞子性、子嚢胞子が楕円形であることなどで特徴づけられた。
北米および南米産のホウネンゴケ属地衣の標本を多数検討したが、本種の発生が見られたのは1標本のみであった。
Peru, Ica, western foothills of Andes 36–40 km E of Nazca on road to Puquio

(新種)

Endococcus janae K. Knudsen
語源…Jana Kocourková氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Endococcus zahlbrucknerellae
子嚢が4胞子性
本種と異なりホウネンゴケ属地衣ではなくZahlbrucknerella calcareaを宿主とする
本種と異なりゴールを形成する
本種より子嚢果のサイズが小さい
本種より子嚢胞子が短い
Endococcus variabilis
子嚢が4胞子性
本種と異なりホウネンゴケ属地衣ではなくStaurothele areolataを宿主とする
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種より子嚢胞子の幅が僅かに広い
Endococcus stigma
同じホウネンゴケ属地衣を宿主とする
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子の長さ/幅比の範囲が類似している
子嚢胞子表面に装飾を有する
本種より子嚢果のサイズがやや大きい
本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが通常大きい
本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく卵状~広卵状で強く先細りになる