(仮訳)ポーランド新産種、Entoloma albotomentosum
Halama, M., 2011. Entoloma albotomentosum (Agaricales, Basidiomycota), a species new to Poland. Acta Mycologica. Available at: http://agro.icm.edu.pl/agro/element/bwmeta1.element.agro-520bf34e-88a9-4c83-8e85-f65b717aed3f [Accessed December 23, 2015].
【R3-02498】2015/12/24投稿

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3行まとめ

ポーランド新産種として、イッポンシメジ属Claudopus亜属Claudopus節のEntoloma albotomentosumを報告した。
本種は当初オーストリアから記載され、その後ヨーロッパ各国から報告されてきたが稀産種として知られていた。
本種は従来湿った環境から記録されており、今回の採集地は乾燥地であるが、長い雨の後に日陰の非常に湿った基質から発生していた。

(ポーランド新産種)

Entoloma albotomentosum Noordel. & Hauskn.
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【よく似た種との区別】
Entoloma jahnii
ヨーロッパに分布する
肉眼的形態が類似している
本種よりヨーロッパにおいて広く分布する
本種と異なりノガリヤス属植物の葉鞘や残渣などではなく腐朽材や落葉樹の切り株、丸太などの内側のような隠れた場所に発生する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘シスチジアを有する
本種と異なり柄シスチジアを有する
本種と異なりクランプを有する
Entoloma alliodorum
子実体が白色
本種と異なりノガリヤス属植物の葉鞘や残渣などではなくコケや腐朽残渣に発生する
本種と異なり子実体がヒラタケ型ではなくヒダサカズキタケ型に近い
本種より襞の間隔が密
本種より柄が明瞭
本種と異なり強いニンニク臭がある
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
Entoloma pandanicola
子実体がヒラタケ型
子実体が白色
担子胞子の形状が類似している
クランプを欠く
本種と異なりヨーロッパではなくパプアニューギニアなどに分布する
本種と異なりノガリヤス属植物の葉鞘や残渣などではなくタコノキ属の腐朽葉を基質とする
本種と異なり襞が直生、やや垂生、垂生するのではなく離生~上生する
本種と異なり穀粉臭がある
本種より担子胞子が短い
Claudopus rupestris
子実体がヒラタケ型
子実体が白色
担子胞子の形状が類似している
クランプを欠く
本種と異なりヨーロッパではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なりノガリヤス属植物の葉鞘や残渣などではなく小型の花崗岩の下面に生じる
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘の直径が小さい
本種と異なり傘に粘性と光沢がある
本種と異なり傘が不透明である
本種と異なり傘に半透明条線を欠く
本種と異なり襞が直生、やや垂生、垂生するのではなく上生する
本種より襞が便腹形である
本種より担子胞子が短い
本種と異なり傘シスチジアを有する