(仮訳)非地衣化地衣生菌の新種、Epicladonia brodoae
Pinault, P. & Roux, C. 2020. Epicladonia brodoae P. Pinault et Cl. Roux sp. nov., champignon lichénicole non lichénisé (Ascomycota). Available at: https://www.researchgate.net/publication/346627974_Pinault_P_et_Roux_C_2020-_Epicladonia_brodoae_P_Pinault_et_Cl_Roux_sp_nov_champignon_lichenicole_non_lichenise_Ascomycota_Bull_Soc_linn_Provence_71_69-73 [Accessed December 18, 2020] 【R3-07970】2020/12/18投稿

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3行まとめ

フランスにおいてBrodoa intestiniformisに寄生した分生子果不完全菌の一種を検討し、Epicladonia brodoaeとして新種記載した。
本種はカリフラワー形のゴールを誘導し、分生子形成細胞が大型で4つが集まりをなし、分生子が大型の紡錘形であることなどで特徴づけられた。
また、本属既知種の検索表を掲載するとともに、フランスからE. stenospora(フランスからの2番目の報告)およびE. sandstedeiを報告した。
France, Massif central, Auvergne, département du Puy-de-Dôme, puy du Sancy, commune de Chambon-sur-Lac, col de la croix Saint-Robert, versant E de la coulée de trachyandésite (plateau de la Durbise)

(新種)

Epicladonia brodoae P. Pinault & Cl. Roux
語源…Brodoa属の
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【よく似た種との区別】
Epicladonia sandstedei
ヨーロッパに分布する
宿主にゴールを誘導する
分生子殻が宿主に埋生する
分生子殻が無色
本種と異なりアジア、北米における分布が知られている
本種と異なりBrodoa属ではなくハナゴケ属地衣を宿主とする
本種より分生子殻のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が4つずつの集まりをなすという特徴を欠く
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が紡錘形ではなく狭楕円形または類円筒形
本種と異なり分生子の隔壁数が常に0なのではなく(0)1

(その他掲載種)

Epicladonia stenospora (Harm.) D. Hawksw.
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【よく似た種との区別】
Epicladonia simplex
ヨーロッパ、アジア、北米に分布する
同じハナゴケ属地衣を宿主とする
宿主にゴールを誘導しない
分生子殻が宿主に埋生する
分生子殻のサイズの範囲が重なる
分生子殻の孔口以外の部分が無色
本種と異なり分生子殻の孔口周辺が褐色ではなく青緑色および褐色
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が類楕円形~類円筒形またはほとんど舟形または紡錘形なのではなく類円筒形で頂部が丸く、基部が顕著な截断状

(その他掲載種)

Epicladonia sandstedei (Zopf) D. Hawksw.
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【よく似た種との区別】
Epicladonia brodoae
ヨーロッパに分布する
宿主にゴールを誘導する
分生子殻が宿主に埋生する
分生子殻が無色
本種と異なりアジア、北米における分布が知られていない
本種と異なりハナゴケ属ではなくBrodoa属地衣を宿主とする
本種より分生子殻のサイズが大きい
本種と異なり分生子形成細胞が4つずつの集まりをなす
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が狭楕円形または類円筒形ではなく紡錘形
本種と異なり分生子の隔壁数が(0)1ではなく常に0