(仮訳)ゾンビアント菌、Ophiocordyceps unilateralisのエピタイプ指定および再記載
Evans, HC. et al., 2018. Epitypification and re-description of the zombie-ant fungus, Ophiocordyceps unilateralis (Ophiocordycipitaceae). Fungal Systematics and Evolution. Available at: http://fuse-journal.org/images/Issues/Vol1Art2.pdf [Accessed January 3, 2018].
【R3-04728】2018/1/4投稿

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3行まとめ

Ophiocordyceps unilateralisの原記載を批判的に再検討し、宿主を改めてCamponotus sericeiventrisと同定した。
ホロタイプ標本が失われ、原記載も重要な情報を欠いていたことから、本種のエピタイプ標本を指定して再記載した。
また、本種は分子系統解析で新世界クレードに含まれ、独自の系統を形成した。
Brazil, Minas Gerais, Juiz de Fora, Paraibuna river

(その他掲載種)

Ophiocordyceps unilateralis (Tul.) Petch
イトヒキミジンアリタケ
※本種のエピタイプ標本およびレクトタイプ図版を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiocordyceps camponoti-rufipedis
同じ広義のOphiocordyceps unilateralisに含まれる
同所的に分布する(ブラジル)
同じオオアリ属のアリを宿主とする
nrLSU+nrSSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりCamponotus sericeiventrisではなくC. rufipesを宿主とする
nrLSU+nrSSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される