(仮訳)自然保護、バイオセキュリティー、および生物制御に潜在的に有用な黒穂菌、Tilletia ehrhartaeのエピタイプ指定
Piątek, M. et al., 2015. Epitypification of Tilletia ehrhartae, a smut fungus with potential for nature conservation, biosecurity and biocontrol. European Journal of Plant Pathology. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10658-015-0672-1 [Accessed June 7, 2015].
【R3-01898】2015/06/07投稿

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3行まとめ

Ehrharta calycinaを宿主とする黒穂菌、Tilletia ehrhartaeを検討し、エピタイプ標本を指定した。
南アフリカからオーストラリアやカリフォルニアなどに移入し、小麦の輸入において問題となっている本種について、自然保護、バイオセキュリティー、生物制御の観点から議論した。
また、本種の迅速同定に供するためにITS領域のDNAバーコードを得た。
Cape Town, Brackenfell, Bracken Nature Reserve, Cape Flats Sand Fynbos

(その他掲載種)

Tilletia ehrhartae P.H.B. Talbot
※本種のエピタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tilletia barclayana
ITSおよびnrLSUの塩基配列が類似している
Tilletia maclaganii
ITS領域の塩基配列が類似している
Tilletia narayanaraoana
ITS領域の塩基配列が類似している
Tilletia horrida
ITS領域の塩基配列が類似している
Tilletia setariae
nrLSUの塩基配列が類似している
Tilletia rugispora
形態的に類似している(シノニムとする提案がなされたことがある)
nrLSUの塩基配列が類似している
本種と異なりEhrharta calycinaではなくスズメノヒエ属植物を宿主とする
本種と形態的に異なる(先行研究)
nrLSUの塩基配列が異なる(14塩基、2.27%)
Tilletia indica
nrLSUの塩基配列が類似している
本種と異なりEhrharta calycinaではなくコムギを宿主とする