(仮訳)過去を拭い去る:パラゴムノキのSouth American Leaf Blightを引き起こすダモクレスの病原菌の新たな正体
Hora Júnior, BTd. et al., 2014. Erasing the Past: A New Identity for the Damoclean Pathogen Causing South American Leaf Blight of Rubber. PLOS ONE. Available at: http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0104750.g006 [Accessed January 10, 2015].
【R3-01451】2015/01/10投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

パラゴムノキの深刻な病害であるSALB (South American leaf blight) の原因菌は長らくMicrocyclus uleiと呼ばれてきたが、3つのモルフが異なる3科にまたがる状態にあった。
ブラジル全土の標本を基に6遺伝子領域に基づく分子系統解析を行い、新組み合わせPseudocercospora uleiを提唱した。
本種の系統的位置が明らかになったことで、より研究の進んだ近縁種との比較により、SALBの疫学的・遺伝学的知見が得られることが期待された。

(新組み合わせ)

Pseudocercospora ulei (Henn.) Hora Junior & Mizubuti
旧名:Microcyclus ulei (Henn.) Arx
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudocercospora angolensis
ITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で近縁
ITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される