(仮訳)スペイン中部産の新種、Eremiomyces magnisporus
Alvarado, P. et al., 2012. Eremiomyces magnisporus (Pezizales), a new species from central Spain. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00012 [Accessed July 20, 2019] 【R3-06419】2019/7/20投稿

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3行まとめ

スペインで採集された地下生菌の一種を検討し、Eremiomyces magnisporusとして新種記載した。
本種はMacrochloa tenacissimaおよびPinus halepensisの下に発生し、外皮が淡褐色で帯赤色の部分があり、子嚢胞子が大型で円錐状の装飾を有することなどで特徴づけられた。
本種は2番目となるEremiomyces属菌であり、基準種とは外皮の変色性や子嚢胞子のサイズなどが異なっていた。
Spain, Madrid, Alcalá de Henares, Mount San Juan del Viso

(新種)

Eremiomyces magnisporus G. Moreno, P. Alvarado, Manjón & M.J. Sanz
語源…大きな胞子の
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【よく似た種との区別】
Eremiomyces echinulatus
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペインではなく南アフリカ、ボツワナ、ナミビアなどに分布する
本種と異なり夏ではなく冬に発生する
本種と異なり外皮が乾燥しても変色しないのではなく黒変する
本種と異なりグレバの脈が暗褐色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される