(仮訳)ツシマヒョウタンボクに見出されたうどんこ病菌の新種、Erysiphe lonicerigena
Choi, I-Y. et al., 2023. Erysiphe lonicerigena sp. nov., a Powdery Mildew Species Found on Lonicera harae. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2023.2182952 [Accessed April 23, 2023] 【R3-10539】2023/4/23投稿

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3行まとめ

韓国において継続的にツシマヒョウタンボクに発生したうどんこ病菌の一種を検討し、Erysiphe lonicerigenaとして新種記載した。
本種は既知のスイカズラ属植物を宿主とする同属他種とはアナモルフの形態が異なり、本種は分生子柄と分生子がより長かった。
本種は分子系統解析でも独自の系統を形成し、ツシマヒョウタンボクにおけるうどんこ病菌の報告は世界初となった。
韓国全羅北道完州郡大雅樹木園

(新種)

Erysiphe lonicerigena I.Y. Choi, L. Abasova & H.D. Shin
語源…スイカズラ属に生じる
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Erysiphe ehrenbergii
東アジアに分布する
同じスイカズラ属植物を宿主とする
形態的に類似している
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国における分布が知られている
本種と異なりツシマヒョウタンボクが宿主して知られていない
本種より閉子嚢殻付属糸の本体に対する長さが長い
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種より分生子柄が短い
本種より分生子が短い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Erysiphe lonicerae
韓国に分布する
同じスイカズラ属植物を宿主とする
形態的に類似している
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国における分布が知られている
本種と異なりツシマヒョウタンボクが宿主して知られていない
本種より閉子嚢殻付属糸の本体に対する長さが長い
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種より分生子柄が短い
本種より分生子が短い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される