(仮訳)モクレン属に生じたうどんこ病菌の新種、Erysiphe magnoliicola
Cho, S-E. et al., 2014. Erysiphe magnoliicola, a new powdery mildew on Magnolia. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2014/00000129/00000001/art00018 [Accessed February 13, 2021] 【R3-08140】2021/2/13投稿

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3行まとめ

日本と韓国においてモクレン属植物に生じたうどんこ病菌を検討し、Erysiphe magnoliicolaとして新種記載した。
本種は閉子嚢殻付属糸の基部と分生子柄基部の脚細胞がいずれも膨大しないことなどで特徴づけられた。
モクレン属植物を宿主とするErysipheMicrosphaera節の検索表を掲載した。
韓国江原道麟蹄郡

(新種)

Erysiphe magnoliicola S.E. Cho, S. Takam. & H.D. Shin
語源…モクレン属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Erysiphe magnifica
同じMicrosphaera節に含まれる
日本および韓国に分布する
同じモクレン属植物を宿主とする
閉子嚢殻付属糸の基部が膨大しない
分生子柄基部の脚細胞が膨大しない
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハス属植物が宿主として知られている
本種と異なり北米、南米、ヨーロッパにおける分布が知られている
本種と異なり閉子嚢殻の付属糸の数が6-10ではなく5-23
本種と異なり分生子柄の脚細胞が比較的長いのではなく比較的短い
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Erysiphe magnoliae
同じMicrosphaera節に含まれる
日本および韓国に分布する
同じモクレン属植物を宿主とする
閉子嚢殻付属糸の基部が膨大しない
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄基部の脚細胞が膨大しないのではなく膨大する
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される