2019年6月15日 (仮訳)「地上の星」ヒメツチグリ属:パラグアイのパンタナルにおける新記録 Campi, M., Maubet, Y. & Trierveiler-Pereira, L. 2018. “Estrellas de tierra” Geastrum (Geastraceae, Basidiomycota): nuevas citas para el Pantanal paraguayo. Steviana. Available at: https://www.researchgate.net/publication/332950624_Estrellas_de_tierra_Geastrum_Geastraceae_Basidiomycota_nuevas_citas_para_el_Pantanal_paraguayo [Accessed June 15, 2019] 【R3-06313】2019/6/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Geastrum argentinum、G. hariotii、およびG. pampeanum var. pallidumをパラグアイから初めて報告した。 また、G. saccatumおよびG. triplexをパラグアイ北東部およびパンタナルから初めて報告した。 各種について記載文、生態写真、顕微鏡写真などを掲載し、分布および分類に関して記述した。 (パラグアイ新産種) Geastrum argentinum Speg. 【よく似た種との区別】 Geastrum fimbriatum(シロツチガキ) 形態的に類似している(シノニムとして扱われてきた) 本種と異なり菌糸体層に埋まった残片を伴う 本種と外皮外層の菌糸末端が厚壁かどうかが異なる Geastrum javanicum(ケフクロツチガキ) 本種と異なり内皮が帯赤色 本種と異なり菌糸体層が帯赤色 本種と異なり子実体形成菌糸層が帯赤色 本種と異なり担子胞子の装飾が不明瞭 本種と異なり偽柔組織が黒色を帯びる Geastrum echinulatum 本種と異なり菌糸体層外面の菌糸が集まって疣状をなす 本種と異なり菌糸体層の菌糸が厚壁化しない (パラグアイ新産種) Geastrum hariotii Lloyd 【よく似た種との区別】 Geastrum lloydianum 形態的に類似している(シノニムと考えられたことがある) 肉眼的形態が実質的に同一 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい (パラグアイ新産種) Geastrum pampeanum var. pallidum Speg. 【よく似た種との区別】 Geastrum pampeanum 本変種と異なり乾燥時に外皮裂片が螺旋状にねじれる 本変種と内皮表面が結晶により粗面に見えるかどうかが異なる 本変種と担子胞子の装飾の丈が異なる Geastrum lageniforme(トガリフクロツチグリ) 本変種より担子胞子の装飾が細長い (パラグアイ北東部新産種) Geastrum saccatum Speg. フクロツチガキ 【よく似た種との区別】 Geastrum lageniforme(トガリフクロツチグリ) 本種より外皮裂片が長い 本種より外皮裂片の幅が狭い 本種と異なり菌糸体層に縦方向の条線を有する 本種と異なり菌糸体層の外層に骨格菌糸を欠く Geastrum fimbrinatum 担子胞子の装飾が類似している 本種と異なり孔縁盤に境界を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい Geastrum triplex(エリマキツチグリ) パラグアイに分布する 子実体の形状が幼時同一 外皮裂片の数が同一 外皮裂片の形状が同一 内皮が無柄 孔縁盤の境界が明瞭 菌糸体層に埋まった残片を伴わない 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり偽柔組織からなる襟を有することが稀なのではなく常に有する (パラグアイ北東部新産種) Geastrum triplex Jungh. エリマキツチグリ 【よく似た種との区別】 Geastrum fimbriatum(シロツチガキ) 本種と異なり偽柔組織からなる襟を欠くか明瞭でない 本種と異なり孔縁盤に境界を欠く 本種と異なり菌糸体層に残片を伴う Geastrum saccatum(フクロツチガキ) パラグアイに分布する 子実体の形状が幼時同一 外皮裂片の数が同一 外皮裂片の形状が同一 内皮が無柄 孔縁盤の境界が明瞭 菌糸体層に埋まった残片を伴わない 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり偽柔組織からなる襟を常に有するのではなく有することが稀 Geastrum lageniforme(トガリフクロツチグリ) 本種と異なり偽柔組織からなる襟を欠くか明瞭でない Geastrum rufescens(ヤブレツチグリ) 本種と異なり偽柔組織からなる襟を欠くか明瞭でない Geastrum morganii(モルガンツチガキ) 本種と異なり孔縁盤に境界を欠く 本種よりも孔縁盤表面の溝線の数が少ない