(仮訳)ベナンおよびトーゴにおけるMarasmiellus inodermaの民族菌類学的記録
De Kesel, A. et al., 2008. Ethnomycological notes on Marasmiellus inoderma from Benin and Togo (West Africa). Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2008v29f4a2.pdf [Accessed October 16, 2020] 【R3-07782】2020/10/16投稿

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3行まとめ

ベナンおよびトーゴで採集された食用きのこのMarasmiellus inodermaの標本を検討した。
本種の記載文および肉眼的形態、顕微鏡的形態のスケッチなどを掲載し、類似種との比較を行った。
本種の民族菌類学的知見をまとめたほか、アブラヤシの廃棄物を用いた栽培法を記述した。

(その他掲載種)

Marasmiellus inoderma (Berk.) Singer
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Nothopanus hygrophanus
アフリカに分布する
形態的に類似している(この種の若い標本と混同のおそれがある)
本種より子実体がヒラタケ型
本種と異なり子実体が成熟するにつれて帯紫黒色になる傾向がある
本種と異なり傘に強い吸水性を有する
本種と異なり襞が垂生する
本種と異なり子実体の味が非常に苦い
Marasmiellus semiustus
本種より子実体のサイズがずっと小さい
本種より柄が比較的長い
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種と異なり小剛毛が直立~散開する
Marasmiellus cocophilus
アフリカに分布する
アブラヤシおよびココヤシに生じることがある
本種と異なりケニアおよびタンザニアにおける分布が知られている
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
本種と異なり担子胞子が涙形
Marasmiellus parmivorus
熱帯域に分布する
アブラヤシおよびココヤシに生じることがある
本種と異なりマレーシアにおける分布が知られている
本種より子実体のサイズがずっと大きい
本種と異なり傘が帯桃橙色または杏色