(仮訳)台湾においてメダケ属の一種の上にあるスビクルム中で混合していた2種のすす病菌、新種Euantennaria pleioblastiおよびMetacapnodium cf. quinqueseptatum
Sugiyama, J. & Hosoya, T. 2022. Euantennaria pleioblasti sp. nov. (Euantennariaceae) and Metacapnodium cf. quinqueseptatum (Metacapnodiaceae), two mixed sooty moulds in subicula on Pleioblastus sp. in Taiwan. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/63/2/63_MYC565/_article/-char/ja [Accessed November 23, 2022] 【R3-10085】2022/11/23投稿

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3行まとめ

台湾南投県においてメダケ属植物上に生じたすす病のスビクルムを観察し、2種の菌が混ざっていることを確かめた。
片方をEuantennaria pleioblastiとして新種記載し、もう片方をMetacapnodium cf. quinqueseptatumと同定した。
前者はシンネマが黒色で分生子が紡錘形直線状、11-14隔壁を有し、菌糸表面が粗面であることなどで特徴づけられた。
台湾南投県八通関

(新種)

Euantennaria pleioblasti Sugiy. & Hosoya
語源…メダケ属の
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【よく似た種との区別】
Euantennaria katumotoi
東アジアに分布する
分生子紡錘形で直線状
本種と異なり台湾ではなく日本などに分布する
本種と異なりメダケ属植物ではなくシラビソなどに生じる
本種より分生子の幅が僅かに狭い
本種と異なり分生子基部に特徴的な塊茎状の膨大部を有する
本種と異なり分生子の隔壁数が(8–)11–14(–15)ではなく(7-)11-15(-18)
Euantennaria mucronata
分生子形成様式が類似している
本種と異なりアネレーションを欠くか不明瞭なのではなく明瞭である
本種と異なり分生子が直線状ではなく通常屈曲する
本種と異なり分生子の隔壁数がほとんどの場合10-14なのではなくほとんどの場合9-11

(その他掲載種)

Metacapnodium quinqueseptatum (M.E. Barr) S. Hughes
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