2020年5月9日 （仮訳）広範なサンプリングとハイスループット・シーケンシングにより、地中海において優占する海草、Posidonia oceanicaにおいて優占する根の共生菌が新属新種Posidoniomyces atricolorであることが明らかになった Vohník, M. et al., 2019. Extensive sampling and high-throughput sequencing reveal Posidoniomyces atricolor gen. et sp. nov. (Aigialaceae, Pleosporales) as the dominant root mycobiont of the dominant Mediterranean seagrass Posidonia oceanica. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/35682/ [Accessed May 9, 2020] 【R3-07301】2020/5/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 地中海沿岸において海草のPosidonia oceanicaの根のエンドファイトを顕微鏡観察および454パイロシーケンシングの手法を用いて調査した。 全ての調査地で未知のエンドファイトの一種が優占しており、形態学的検討および分子系統解析の結果から、本種を新属新種Posidoniomyces atricolorとして記載した。 本種の根における特徴的な定着様式はdark septate endophyteのそれに類似しており、他の海草では観察されないことから宿主特異性が示唆され、ITS領域の塩基配列からも共進化や水平遺伝子導入の可能性が認められた。 Croatia, Dubrovnik-Neretva County, Potomje, Borak （新種） Posidoniomyces atricolor Vohník & Réblová 語源…（属名）Posidonia属の菌/（種小名）暗色の（菌糸の色から）