2020年11月1日 (仮訳)ヨーロッパ新産種、Artomyces microsporus Fraiture, A., Hayova, V. & Lickey, E. 2008. First record of Artomyces microsporus in Europe. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2008v29f3a2.pdf [Accessed November 1, 2020] 【R3-07828】2020/11/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ヨーロッパ新産種としてArtomyces microsporusを報告した。 本種は従来日本のみから知られていたが、ウクライナのキエフ近郊の森林においてマツの材に発生していた。 本種との同定はITS領域の塩基配列によっても確かめられ、ウクライナ産の他の全標本はA. pyxidatusと同定された。 (ヨーロッパ、ウクライナ新産種) Artomyces microsporus (Qiu X. Wu & R.H. Petersen) Lickey マツノフサヒメホウキタケ 【よく似た種との区別】 Artomyces pyxidatus(フサヒメホウキタケ) ウクライナに分布する 本種ほど子実体の枝が密集していない 本種と異なり子実体の枝の先端が橙色または帯褐色になるのではなく他の部分と同色のままである 本種ほど子実体の枝が円筒形にとどまらず、頂部にかけて太まる 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形ではなく長形~楕円形 (その他掲載種) Artomyces pyxidatus (Pers.) Jülich フサヒメホウキタケ 【よく似た種との区別】 Artomyces microsporus(マツノフサヒメホウキタケ) ウクライナに分布する 本種より子実体の枝が密集している 本種と異なり子実体の枝の先端が他の部分と同色のままではなく橙色または帯褐色になる 本種より子実体の枝が円筒形にとどまり、頂部にかけて太まるという特徴を欠く 本種より担子胞子が短い 本種と異なり担子胞子が長形~楕円形ではなく楕円形~広楕円形