(仮訳)インドネシアの熱帯林に産したCeriporia inflataおよびCeriporia lacerataの初記録
Wulandari, R. et al., 2018. First record of Ceriporia inflata and Ceriporia lacerata (Phanerochaetaceae, Basidiomycota) from Indonesian tropical forest. Agriculture and Natural Resources. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2452316X1730251X [Accessed January 26, 2019] 【R3-05893】2019/1/26投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インドネシア、東カリマンタン州の熱帯雨林からCeriporia inflataおよびCeriporia lacerataをインドネシア新産種として報告した。
両種はITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析でCeriporia属グループに含まれた。
インドネシア産の両種はそれぞれ中国、日本産のタイプ標本と形態形質が類似していた。

(インドネシア新産種)

Ceriporia inflata B.S. Jia & B.K. Cui
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ceriporia lacerata
インドネシアに分布する
熱帯雨林に生息する
子実体が背着生
孔口面が類白色~黄褐色
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
菌糸構成が1菌糸型
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子がソーセージ形~楕円形ではなく楕円形~長楕円形
本種と異なりシスチジアを欠く
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(インドネシア新産種)

Ceriporia lacerata N. Maek., Suhara & R. Kondo
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ceriporia inflata
インドネシアに分布する
熱帯雨林に生息する
子実体が背着生
孔口面が類白色~黄褐色
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
菌糸構成が1菌糸型
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形~長楕円形ではなくソーセージ形~楕円形
本種と異なりシスチジアを有する
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ceriporia cystidiata
孔口面が類白色~黄褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ceriporia alachuana
孔口面が類白色~黄褐色
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ceriporia pseudocystidiata
孔口面が類白色~黄褐色
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される