(仮訳)パキスタン新産種、Bolbitius coprophilus
Usman, M. et al., 2022. First records of Bolbitius coprophilus (Agaricales, Bolbitiaceae) from Pakistan. Check List. Available at: https://checklist.pensoft.net/article/72794/ [Accessed September 12, 2022] 【R3-09870】2022/9/12投稿

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3行まとめ

パキスタン、パンジャーブ州の半乾燥地域で採集されたBolbitius coprophilusをパキスタン新産種として報告した。
Bolbitius属菌のパキスタンからの報告はB. titubansに次いで2番目であり、この種とは傘や襞、柄の形態で識別された。
世界の異なる地域から報告された本種の形質比較表を作成した。

(パキスタン新産種)

Bolbitius coprophilus (Peck) Hongo
オキナタケ
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【よく似た種との区別】
Bolbitius titubans(シワナシキオキナタケ)
パキスタンに分布する
傘が凸形~鐘形
担子器が棍棒形
担子胞子が楕円形
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が淡色~桃色ではなく黄色~帯緑黄色
本種と異なり襞の間隔が密ではなくやや密
本種より柄が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bolbitius demangei(トキイロオキナタケ)
傘が鐘形で中高である
傘の質感が繊細である
本種と異なりパキスタンにおける分布が知られていない
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘が暗色で紫色を帯びる
本種より襞が暗色
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の毛状が細長い