(仮訳)ウクライナ新産種、Puccinia bornmuelleri
Tykhonenko, YuYa. & Hayova, VP. 2019. First records of Puccinia bornmuelleri (Pucciniales) in Ukraine. Ukrainian Botanical Journal. Available at: http://ukrbotj.co.ua/archive/76/5/445 [Accessed January 12, 2022] 【R3-09141】2022/1/12投稿

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3行まとめ

ウクライナ、キエフ州においてラベージに発生したさび菌の一種、Puccinia bornmuelleriをウクライナ新産種として報告した。
本種はかつてはイランおよびアフガニスタンのみから知られていたが、最近ヨーロッパ各国から報告され、気候変動の影響が示唆されていた。
既に知られている生物季節学的データに加えて、次の春ではなく初秋に新たに精子器および一次夏胞子堆の形成を認め、担子胞子が越冬なしで発芽可能であることが示唆された。

(ウクライナ新産種)

Puccinia bornmuelleri Magnus
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【よく似た種との区別】
Puccinia conii
同じセリ科植物を宿主とする
夏胞子の装飾がやや類似している
冬胞子の装飾がやや類似している
本種と異なりLevisticum属ではなくドクニンジン属植物などを宿主とする
Puccinia opopanacis
同じセリ科植物を宿主とする
冬胞子の形態がかなり類似している
本種と異なりLevisticum属ではなくOpopanax属植物などを宿主とする
Puccinia phymatospora
同じセリ科植物を宿主とする
冬胞子の形態がかなり類似している
本種と異なりLevisticum属ではなくSelinum属植物などを宿主とする