2019年12月18日 (仮訳)ブラジル産の漏脂病の原因菌、Fusarium circinatumの初報告および特性 Pfenning, LH. et al., 2014. First report and characterization of Fusarium circinatum, the causal agent of pitch canker in Brazil. Tropical Plant Pathology. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1982-56762014000300004 [Accessed December 18, 2019] 【R3-06873】2019/12/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ マツに漏脂病を引き起こしたFusarium circinatumをブラジル新産種として報告し、本種が種子を介して移入した可能性を提示した。 本種との同定は分子系統解析によっても確かめられ、病原性は接種試験により示された。 ブラジル産菌株と南アフリカ産テスター菌株との交配試験を実施し、子嚢殻の形成を確認した。 (ブラジル新産種) Fusarium circinatum Nirenberg & O’Donnell 【よく似た種との区別】 Fusarium subglutinans 形態的に類似している(当初この種に同定された) ポリフィアライドを有する 気生菌糸から分生子を生じる 分生子が偽頭状をなす 厚壁胞子を欠く cmd+tef1に基づく分子系統解析で近縁 cmd+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される