2014年9月7日 (仮訳)マレーシア・ペナン州、ブキト・ベンデラにおいて腐朽した木生シダに発生したシダ生息性盤菌類、Lachnum lanaricepsおよびL. oncospermatumの初報告 Razikin, MZM., Nagao, H. & Zakaria, R., 2014. First report of pteridocolous discomycetes, Lachnum lanariceps and L. oncospermatum, on decayed tree fern in Bukit Bendera (Penang Hill), Pulau Pinang, Malaysia. Songklanakarin Journal of Science and Technology. Available at: http://rdo.psu.ac.th/sjstweb/journal/36-4/36-4-3.pdf [Accessed September 7, 2014]. 【R3-01077】2014/09/07投稿 ※WordPress投稿の制約により、本ページのタイトルでは論文タイトルを一部省略しています。 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Cyathea contaminansなど3種の木生シダの葉軸に発生した2種のLachnum属菌をマレーシア新産種として報告した。 L. oncospermatumは子嚢盤に皺が生じ、柄が分枝し、毛に有色小顆粒状の樹脂状物質を含むことなどで特徴づけられた。 L. lanaricepsは柄が中心生で円筒形、毛が淡黄色の色素と赤色またはガーネット色の樹脂状物質を含むことなどで特徴づけられた。 (マレーシア新産種) Lachnum oncospermatum (Berk. & Broome) M.L. Wu, J.H. Haines and Y.Z. Wang 【よく似た種との区別】 Lachnum lanariceps 同所的に分布する(マレーシア、ペナン州) ヘゴ属の木生シダを宿主とする 本種と異なり柄が分枝しない 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり毛に含まれる樹脂状物質の色が褐色ではなく赤色~赤褐色 (マレーシア新産種) Lachnum lanariceps (Cooke & Phillips) Spooner 【よく似た種との区別】 Lachnum oncospermatum 同所的に分布する(マレーシア、ペナン州) ヘゴ属の木生シダを宿主とする 本種と異なり柄が分枝する 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり毛に含まれる樹脂状物質の色が赤色~赤褐色ではなく褐色