2023年2月18日 (仮訳)メキシコ産の新種、Flammulina mexicana Redhead, SA., Estrada-Torres, A. & Petersen, RH. 2000. Flammulina mexicana, a new Mexican species. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2000.12061244 [Accessed February 18, 2023] 【R3-10346】2023/2/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコの火山の高標高域でSenecio cinerarioidesに発生した菌を検討し、Flammulina mexicanaとして新種記載した。 交配試験を実施し、本種が全ての調査された同属他種と同じく四極性であることを明らかにした。 本種の担子胞子、襞実質、傘表皮などの形質はF. velutipesと異なり、F. callistosporioidesともタイプ標本の比較により形態的差異が認められた。 Mexico, Tlaxcala, Mpio. Huamantla, Canada Central, slopes of Volcano Malintzi (新種) Flammulina mexicana Redhead, Estrada & R.H. Petersen 語源…メキシコの 【よく似た種との区別】 Flammulina callistosporioides 子実下層がゼラチン化する 担子胞子が卵状~楕円形 担子胞子が僅かに厚壁 担子胞子の壁が屈折性 側シスチジアが鈍頭の紡錘状便腹形 縁シスチジアが鈍頭の紡錘状便腹形 襞実質の構造が類似している 傘表皮が子実層状被である 傘表皮が帯赤褐色に着色する 傘上表皮が球形~棍棒形の細胞からなる 傘シスチジアが突出する 傘シスチジアがボウリングのピン形 本種と異なりメキシコではなくアルゼンチンなどに分布する 本種と異なりキオン属ではなくハンノキ属植物に生じる 本種より担子胞子の平均サイズが小さい 本種と異なり担子胞子が帯黄色で成熟すると淡い帯赤褐色になるのではなく暗色化して黄色のち帯赤褐色になる 本種と異なり担子胞子の内容物が暗色化しないのではなく一般的に暗色化する 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり担子胞子が僅かに厚壁ではなく厚壁化が不明瞭である 本種と異なり柄シスチジアが棍棒形であることがない~稀なのではなく常に棍棒形のものを含む (その他掲載種) Flammulina callistosporioides (Singer) Singer 【よく似た種との区別】 Flammulina mexicana 子実下層がゼラチン化する 担子胞子が卵状~楕円形 担子胞子が僅かに厚壁 担子胞子の壁が屈折性 側シスチジアが鈍頭の紡錘状便腹形 縁シスチジアが鈍頭の紡錘状便腹形 襞実質の構造が類似している 傘表皮が子実層状被である 傘表皮が帯赤褐色に着色する 傘上表皮が球形~棍棒形の細胞からなる 傘シスチジアが突出する 傘シスチジアがボウリングのピン形 本種と異なりアルゼンチンなどではなくメキシコに分布する 本種と異なりハンノキ属ではなくキオン属植物に生じる 本種より担子胞子の平均サイズが大きい 本種と異なり担子胞子が暗色化して黄色のち帯赤褐色になるのではなく帯黄色で成熟すると淡い帯赤褐色になる 本種と異なり担子胞子の内容物が一般的に暗色化するのではなく暗色化しない 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子の厚壁化が不明瞭ではなく僅かに厚壁である 本種と異なり柄シスチジアが常に棍棒形のものを含むのではなく棍棒形ではない~稀である