(仮訳)中国南西部産の新属新種、Flavodontia rosea
Wang, H. & Zhao, C-L. 2021. Flavodontia rosea gen. & sp. nov. from southwestern China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2022/00000136/00000004/art00007 [Accessed April 5, 2022] 【R3-09389】2022/4/5投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集されたコウヤクタケ類の白色腐朽菌の一種を検討し、新属新種Flavodontia roseaとして記載した。
本種は子実体が一年生で背着生、子実層面が桃色、担子胞子が無色楕円形平滑薄壁で、1菌糸型で単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でFlavodonおよびIrpex属を含むサブクレード内で独自の単系統を形成した。
中国雲南省紅河県屏辺ミャオ族自治県大囲山国家級自然保護区

(新種)

Flavodontia rosea C.L. Zhao
語源…(属名)Flavodon属+-tia/(種小名)ばら色の(子実層面の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Flavodon flavus
担子胞子が楕円形
生殖菌糸に単純隔壁を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が背着生ではなく傘状
本種と異なり子実層面が黄褐色~僅かにばら色またはばら色という特徴を欠く
本種と異なり子実層面が平滑ではなく管孔状でのちに針状~薄歯状になる
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なりシスチジアを有する
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される