(仮訳)アルゼンチンにおいてPseudocercospora属菌により引き起こされたチャノキおよびマテの葉の病害
Braun, U. et al., 2012. Foliar diseases on tea and maté in Argentina caused by Pseudocercospora species. Plant Pathology & Quarantine. Available at: http://plantpathologyquarantine.org/PDFs/PPQ_2_2_2.pdf [Accessed February 20, 2017].
【R3-03773】2017/02/21投稿

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3行まとめ

アルゼンチン、ミシオネス州からPseudocercospora theaeによるチャノキの葉の病害を報告した。
また、同じくアルゼンチンからP. mateによるイェルバ・マテの葉の病害を報告した。
モチノキ属植物およびツバキ属植物を宿主とするPseudocercospora属菌の検索表を掲載した。

(その他掲載種)

Pseudocercospora mate (Speg.) U. Braun
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【よく似た種との区別】
Pseudocercospora yerbae
アルゼンチンに分布する
同じモチノキ属植物を宿主とする
本種と異なり葉の上面および下面ではなく下面に発生する
本種より子座のサイズが大きい
本種より分生子の最大長が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が無色またはほぼ無色ではなく淡オリーブ色
Pseudocercospora naitoi
本種と異なりアルゼンチンではなく日本、中国などに分布する
本種より子座のサイズがずっと小さい
本種と異なり分生子柄が単生する
本種と異なり分生子が無色、ほぼ無色、あるいは淡い帯緑色またはごく淡いオリーブ色を帯びるのではなく淡い帯オリーブ色

(その他掲載種)

Pseudocercospora naitoi (Togashi) C. Nakash. & Tak. Kobay.
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【よく似た種との区別】
Pseudocercospora ilicis
同じモチノキ属植物を宿主とする
本種と異なり日本および中国などではなく北米などに分布する
本種と異なり分生子柄が単生しない
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄が薄壁ではなくやや厚壁
本種より分生子の幅がやや広い
本種より分生子のへその幅が広い
Pseudocercospora mate
本種と異なり日本、中国ではなくアルゼンチンなどに分布する
本種より子座のサイズがずっと大きい
本種と異なり分生子柄が単生するという特徴を欠く
本種と異なり分生子が淡い帯オリーブ色ではなく無色、ほぼ無色、あるいは淡い帯緑色またはごく淡いオリーブ色を帯びる

(南米、アルゼンチン新産種)

Pseudocercospora theae (Cavara) Deighton
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【よく似た種との区別】
Pseudocercospora ocellata
アフリカ、アジアに分布する
同じツバキ属植物を宿主とする
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりヨーロッパおよび南米における分布が知られていない
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子柄が時に分枝する
本種と異なり分生子柄の隔壁数が0-2ではなくそれ以上
本種と異なり分生子が針状~狭倒棍棒形で基部が截断状~顕著な倒円錐状截断形なのではなく針状~糸状で基部が截断状