2015年4月3日 (仮訳)南極およびサウスジョージア産の地衣類4種の追加およびLeciophysma属新種 Øvstedal, DO. & Smith, RIL., 2011. Four additional lichens from the Antarctic and South Georgia, including a new Leciophysma species. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: http://www-1.ut.ee/ial5/fce/fce48pdf/fce48_ovstedal.pdf [Accessed April 2, 2015]. 【R3-01700】2015/04/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ サウス・オークニー諸島で採集されたコケ生地衣を検討し、Leciophysma parvumとして新種記載した。 この他、Lichenomphalia umbellifera、Psoroma pannarioides、Placopsis属の一種を南極およびサウスジョージアにおける新産種として報告した。 本報告により、南極およびサウスジョージアにおける地衣類の既知種は484種となった。 Antarctica, South Orkney Islands, Signy island, Col below Observation Bluff (新種) Leciophysma parvum Øvstedal 語源…小さい 【よく似た種との区別】 Leciophysma furfurascens 極地に分布する 本種と異なり南極圏ではなく北極圏に分布する 本種と異なり地衣体が小粒状 本種と異なり地衣体に顕著な偽皮層を有する 本種と異なり果殻が退化的でなくよく発達する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が類球形~楕円形ではなく末端が僅かに尖る 本種と共生藻が異なる(Nostoc属) Homothecium spp. 子器の構造が類似している 本種より地衣体のサイズが大きい 本種と異なり地衣体が円形膜質で裂片が放射状かつ吻合する 本種と異なり子器が暗褐色~帯黒色ではなく赤褐色 本種と異なり子器が半球形ではなく扁平 本種と異なり裂芽を有することがある 本種と異なり粉芽を有することがある Leciophysma subantarctica 極地に分布する 本種と異なりサウス・オークニー諸島ではなくプリンスエドワード島およびケルゲレン諸島に分布する 本種と異なり地衣体がやや樹状 本種と異なり子器が暗褐色~帯黒色ではなく橙色~帯赤褐色 本種と異なり子器が半球形ではなくほぼ扁平 本種と共生藻が異なる(Nostoc属) (南極新産種) Lichenomphalia umbellifera (L.: Fr.) Redhead, Lutzoni, Moncalvo & Vilgalys チャサカズキタケ 【よく似た種との区別】 Arrhenia antarctica 南極圏に分布する 本種と異なり地衣化していないように見える 本種より子実体のサイズが大きい (南極新産種) Psoroma pannarioides Henssen ※この他、Placopsis属の一種を南極新産種として報告した。