2022年4月12日 (仮訳)中国においてヤナギの潰瘍病に関連するCytospora属菌の豊富さ Lin, L. et al., 2022. Fungal Richness of Cytospora Species Associated with Willow Canker Disease in China. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/8/4/377/htm [Accessed April 12, 2022] 【R3-09411】2022/4/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国のヤナギ属樹木においてC. ailanthicolaなど8種のCytospora属菌を同定した。 そのうちC. albaとC. paracinnamomeaの2種を新種記載し、両新種の病原性を確かめた。 各種の生長に対する温度、pH、炭素源の影響を検討した。 中国甘粛省蘭州市永登県 (新種) Cytospora alba L. Lin & X.L. Fan 語源…白い(外子座盤の色から) 【よく似た種との区別】 Cytospora mali-spectabilis ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり無性子座を囲む黒色の”conceptacle”を有するのではなく欠く 本種より分生子果孔口のサイズが小さい 本種と異なり分生子果に”central column”を有する 本種より分生子が長い ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国甘粛省蘭州市永登県 (新種) Cytospora paracinnamomea L. Lin & X.L. Fan 語源…para+Cytospora cinnamomea 【よく似た種との区別】 Cytospora cinnamomea 培養性状が類似している ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子果孔口のサイズが小さい ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cytospora donglingensis ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりPDA培地でのコロニーが琥珀色ではなく藁色になる ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cytospora ailanthicola X.L. Fan & C.M. Tian 【よく似た種との区別】 Cytospora salicacearum ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子果あたりの小室の数が複数ではなく1-2 ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cytospora melnikii ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子果あたりの小室の数が複数ではなく1 ITS+act+rpb2+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cytospora chrysosperma (Persoon) Fries (その他掲載種) Cytospora gigaspora C.M. Tian, X.L. Fan & K.D. Hyde (その他掲載種) Cytospora nivea Fuckel