2022年9月21日 (仮訳)ツツジ属植物由来の菌類:新種Discosia rhododendricola、新種Neopestalotiopsis rhododendricola、およびDiaporthe nobilisの新宿主記録 Chaiwan, N. et al., 2022. Fungal Species from Rhododendron sp.: Discosia rhododendricola sp.nov, Neopestalotiopsis rhododendricola sp.nov and Diaporthe nobilis as a New Host Record. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/8/9/907 [Accessed September 21, 2022] 【R3-09897】2022/9/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省においてツツジ属植物から得られたDiscosia rhododendricolaおよびNeopestalotiopsis rhododendricolaの2新種を記載した。 また、ツツジ属植物をDiaporthe nobilisの新宿主として報告した。 ツツジ属植物に関連するDiscosia属菌の生息環境および分布を一覧にまとめた。 中国雲南省昆明市 (新種) Discosia rhododendricola Chaiwan & K.D. Hyde 語源…ツツジ属に生息する 【よく似た種との区別】 Discosia macrozamiae 分生子果のサイズが類似している 分生子のサイズが類似している 分生子頂部の付属糸の長さが類似している nrLSU+ITS+RPB2+TEF1+TUB2およびITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子基部の付属糸が短い nrLSU+ITS+RPB2+TEF1+TUB2およびITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Discosia artocreas 分生子柄が内腔に沿って分布する 分生子柄が基部で稀に分枝する 分生子柄の隔壁数が0-2 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子頂部の付属糸の長さが類似している nrLSU+ITS+RPB2+TEF1+TUB2およびITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくドイツなどに分布する 本種と異なりツツジ属ではなくブナ属植物などを宿主とする 本種と子嚢果のサイズの範囲が異なる 本種より分生子の2番目と3番目の細胞が短い 本種と異なり分生子形成細胞が無色~淡褐色ではなく無色 本種と異なり分生子が無色~淡褐色ではなく無色 本種より分生子基部の付属糸が短い nrLSU+ITS+RPB2+TEF1+TUB2およびITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省昆明市 (新種) Neopestalotiopsis rhododendricola Chaiwan & K.D. Hyde 語源…ツツジ属に生息する 【よく似た種との区別】 Neopestalotiopsis thailandica アジアに分布する 分生子のサイズが類似している 分生子頂部の付属糸が管状 ITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する 本種と異なりツツジ属ではなくヤエヤマヒルギ属植物などに生じる 本種と異なり分生子頂部の付属糸数が2-3ではなく1-2 ITS+TEF1+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Diaporthe nobilis Saccardo & Spegazzini