(仮訳)日本産の新種Fusarium nisikadoi
Nirenberg, HI. & Aoki, T. 1997. Fusarium nisikadoi, a new species from Japan. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1340354097709604 [Accessed March 2, 2023] 【R3-10383】2023/3/2投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

茨城県のハチクと大分県のコムギから分離された菌を検討し、Fusarium nisikadoiとして新種記載した。
本種は分生子が棍棒形で0-3(-5)隔壁を有し、長いジグザグ状に鎖生し、コロニーが類白色であることなどで特徴づけられた。
本種は形態形質から暫定的にLiseola節に含められた。
大分県日田市

(新種)

Fusarium nisikadoi T. Aoki & Nirenberg
語源…日本の植物病理学者、西門義一博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fusarium verticillioides
形態的に類似することがある(高栄養培地で長期培養し、変性した本種の菌株と類似する)
本種と分生子形成様式が異なる
本種よりスポロドキアの分生子がずっと短い
本種より棍棒形0隔壁の分生子がずっと短い
Fusarium proliferatum
分生子柄がシンポジオ状に伸長する
フィアライドが時にポリフィアライドである
分生子が鎖生する
分生子が洋梨形
本種と分生子形成様式が異なる
本種よりスポロドキアの分生子がずっと短い
本種より棍棒形0隔壁の分生子がずっと短い