(仮訳)分類不能型免疫不全症および細胞性免疫欠損症を有する患者における新規のヒト日和見感染菌、Fusarium ramigenum:症例報告
Moroti, RV. et al., 2016. Fusarium ramigenum, a novel human opportunist in a patient with common variable immunodeficiency and cellular immune defects: case report. BMC Infectious Diseases. Available at: http://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12879-016-1382-9 [Accessed June 19, 2016].
【R3-03033】2016/06/20投稿

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3行まとめ

Fusarium ramigenumが日和見感染菌としてヒトに感染した初の症例を報告した。
症例は32歳男性で、侵襲性肺フザリウム症と診断されたのち、6ヶ月のボリコナゾール治療および免疫グロブリン置換療法後に回復した。
患者は重度の低ガンマグロブリン血症を呈したことから分類不能型免疫不全症と診断され、免疫不全が本種による感染の原因である可能性が高いと考えられた。

(その他掲載種)

Fusarium ramigenum Nirenberg & O’Donnell
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fusarium napiforme
EF1-α+BT2に基づく分子系統解析で近縁
EF1-α+BT2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される