(仮訳)ブラジル新産種、Ganoderma chalceumおよびJunghuhnia meridionalis
Westphalen, MC., Reck, MA. & Silveira, RMB. 2010. Ganoderma chalceum and Junghuhnia meridionalis: new records from Brazil. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000111/00000001/art00003 [Accessed June 23, 2016].
【R3-03043】2016/06/23投稿

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3行まとめ

ブラジル南部、リオグランデ・ド・スル州で採集されたGanoderma chalceumおよびJunghuhnia meridionalisの2種をブラジル新産種として報告した。
前者は傘表面にニス様光沢を有し、2菌糸型で、表皮層が棍棒形のアミロイドの菌糸で構成されることなどで特徴づけられた。
後者は子実体が背着生で孔口面が帯桃色~肉桂色、2菌糸型で、棍棒形で豊富な結晶を伴うシスチジアを有することなどで特徴づけられた。

(ブラジル新産種)

Ganoderma chalceum (Cooke) Steyaert
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【よく似た種との区別】
Ganoderma resinaceum(オオマンネンタケ)
同じG. resinaceum種複合体に含まれる
ブラジルに分布する
形態的に非常に類似している(肉の黒色の帯以外に差異がない)
本種と異なり肉に黒色の帯を欠く
Ganoderma stipitatum
肉に黒色の帯を有する
表皮層が棍棒形~円筒形の細胞からなる
本種より担子胞子のサイズが小さい
Ganoderma elegantum
肉に黒色の帯を有する
表皮層が棍棒形~円筒形の細胞からなる
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり柄を有する

(ブラジル新産種)

Junghuhnia meridionalis (Rajchenb.) Rajchenb.
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【よく似た種との区別】
Junghuhnia nitida(ニクイロアナタケ)
孔口面がクリーム色~帯桃肉桂色
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく卵形~広楕円形
Junghuhnia collabens(ツガノニクイロアナタケ)
本種と異なり広葉樹ではなく主に針葉樹を宿主とする
本種より子実体が暗色の煉瓦色~ココア褐色
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなくソーセージ形~円筒形