2019年1月16日 (仮訳)ブラジル、リオグランデ・ド・ノルテ州の2つの自然保護区に産した腹菌類 Lima, AA, & Baseia, IG. 2018. Gasteroid fungi (Basidiomycota) from two protected natural areas in Rio Grande do Norte State, Brazil. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: http://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_8_6_3.pdf [Accessed January 16, 2019] 【R3-05863】2019/1/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、リオグランデ・ド・ノルテ州の2つの自然保護区において腹菌類の調査を実施し、6属13種を報告した。 Clathrus columnatusおよびGeastrum pusillipilosumをリオグランデ・ド・ノルテ州新産種として報告した。 また、18属50種からなるリオグランデ・ド・ノルテ州産腹菌類のチェックリストを掲載した。 (その他掲載種) Cyathus earlei Lloyd 【よく似た種との区別】 Cyathus gracilis ブラジルに分布する 形態的に類似している(容易に混同されうる) 子実体のサイズが類似している 殻皮表面が平滑~不明瞭な扇畳状 “mouth”が微細な長縁毛状 本種ほど子実体が明色でない 本種と異なり顕著な”pedicel”を有する (その他掲載種) Cyathus gracilis H.J. Brodie 【よく似た種との区別】 Cyathus earlei ブラジルに分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体のサイズが類似している 殻皮表面が平滑~不明瞭な扇畳状 “mouth”が微細な長縁毛状 本種と異なり子実体がかなり明色 本種と異なり”pedicel”を欠く Cyathus intermedius 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なり”mouth”が微細な長縁毛状ではなく剛毛状 本種と異なり皮層が単一の層からなる (その他掲載種) Cyathus limbatus Tul. & C. Tul. 【よく似た種との区別】 Cyathus poeppigii(イリオモテチャダイゴケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より担子胞子のサイズが大きい Cyathus striatus(スジチャダイゴケ) 子実体の基部が明瞭 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり子実体がかなり明色 本種と異なり担子胞子に外壁を有する (その他掲載種) Abrachium floriforme (Baseia & Calonge) Baseia & T.S. Cabral (リオグランデ・ド・ノルテ州新産種) Clathrus columnatus Bosc ヨツデタケ 【よく似た種との区別】 Laternea triscapa 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なりグレバが”column”頂部に限って分布する (その他掲載種) Geastrum entomophilum Fazolino, Calonge & Baseia 【よく似た種との区別】 Geastrum setiferum 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が弓状 “endoperidial body”に装飾を有する 本種と異なり孔縁盤に溝線がある 本種と異なり”endoperidial body”の”protruding hyphae”が舟形 Geastrum rufescens(ヤブレツチグリ) 孔縁盤が繊維状で境界を欠く “endoperidial body”に”protruding hyphae”を有する 本種より”endoperidial body”が明色 本種と異なり”endoperidial body”が有柄 本種と異なり菌糸が蠕虫状でない Geastrum hieronymi 本種と異なり子実体が明瞭に着色する 本種と異なり”endoperidial body”が有柄 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり菌糸が蠕虫状でない (その他掲載種) Geastrum lloydianum Rick 【よく似た種との区別】 Geastrum entomophilum 子実体が弓状に広がる “endoperidial body”が暗色 本種と異なり”endoperidial body”が無柄 本種と異なり孔縁盤が扇畳状ではなく繊維状 本種と異なり”endoperidial body”に蠕虫状の菌糸を含む Geastrum elegans(ヒダフクロツチガキ) 孔縁盤表面に規則的な溝線を有する 本種と異なり”endoperidial body”が暗色でない 本種と異なり”endoperidial body”が無柄 本種と異なり”endoperidial body”表面が疣状で強い吸水性のある条線を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい Geastrum pectinatum(コフキクロツチガキ) 孔縁盤表面に規則的な溝線を有する 本種と異なり”endoperidial body”が暗色でない 本種と異なり孔縁盤が長い 本種と異なりアポフィシスが条線状 Geastrum kotlabae(ヒヨリヒメツチグリ) 孔縁盤表面に規則的な溝線を有する 本種と異なり”endoperidial body”が暗色でない Geastrum hariotii 形態的に類似している(同種と考えられたことがある) 本種より担子胞子のサイズが小さい (リオグランデ・ド・ノルテ州新産種) Geastrum pusillipilosum J.O. Sousa, Alfredo, R.J. Ferreira, M.P Martín & Baseia 【よく似た種との区別】 Geastrum hirsutum 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体基部に子実体形成菌糸層を伴う 本種より担子胞子のサイズが小さい Geastrum albonigrum 外皮表面に粗長毛状の部分がある 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり内皮が帯黒色 本種と異なり孔縁盤に境界を欠く 本種と異なり根状菌糸束が基部に固着する 本種と異なり菌糸体層が永存性ではなく早落性 Geastrum inpaense 外皮表面に粗長毛状の部分がある 孔縁盤が繊維状 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり根状菌糸束が基部に固着する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり偽柔組織層が無色ではなく帯黒色 (その他掲載種) Geastrum rusticum Baseia, B.D.B. Silva & T.S. Cabral 【よく似た種との区別】 Geastrum fimbriatum(シロツチガキ) 本種と”endoperidial body”の表面性状が異なる 本種と担子胞子表面の疣が異なる Geastrum hieronymi 子実体が未熟時半地下生 孔縁盤が繊維状 菌糸体層にごみの破片が混じる 本種と異なり”endoperidial body”が有柄 本種と異なり”endoperidial body”基部にアポフィシスを有する 本種と異なり”endoperidial body”に”protruding hyphae”を有する Geastrum floriforme 本種と異なり”endoperidial body”表面が糠状 本種と異なり菌糸体層が早落性 本種より担子胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Geastrum schweinitzii (Berk. & M.A. Curtis) Zeller 【よく似た種との区別】 Geastrum pusillipilosum 本種と異なり菌糸体層が剛毛状 本種より担子胞子のサイズが大きい Geastrum hirsutum 子実体が袋状 子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり菌糸体層が剛毛状 本種より担子胞子のサイズが小さい Geastrum lilloi 子実体が袋状 子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり外皮が吸水性 本種と異なりグレバに”mycosclereids”を有する Geastrum subiculosum 子実体が袋状 子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり菌糸体層が平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい Geastrum pleosporum 子実体が袋状 子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり菌糸体層が繊維層から容易に剥がれる 本種と異なり担子胞子表面が平滑~やや平滑 Geastrum subiculum 子実体が袋状 子実体形成菌糸層を有する (その他掲載種) Geastrum triplex Jungh. エリマキツチグリ 【よく似た種との区別】 Geastrum melanocephalum 子実体の内皮周囲に襟を有する 菌糸体層が鱗片状 本種と異なり”endoperidial body”が早落性 本種と異なり柄を有する Geastrum fimbriatum(シロツチガキ) “endoperidial body”周囲に襟が生じることがある 本種と異なり孔縁盤に境界を欠く 本種と異なり菌糸体層に結晶を伴う Geastrum morganii(モルガンツチガキ) “endoperidial body”周囲に襟が生じることがある 本種と異なり孔縁盤に境界を欠き溝線を有する Geastrum saccatum(フクロツチガキ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり子実体に偽柔組織層からなる襟を欠く (その他掲載種) Phallus indusiatus Schltdl. キヌガサタケ 【よく似た種との区別】 Phallus impudicus(スッポンタケ) 本種と異なり菌網を欠く (その他掲載種) Scleroderma dunense B.D.B. Silva, Sulzbacher, Grebenc, Baseia & M.P. Martín 【よく似た種との区別】 Scleroderma areolatum(ヒメカタショウロ) 子実体が不規則に裂開する 担子胞子表面が小刺状 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい Scleroderma nitidum 子実体が不規則に裂開する 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子表面が小刺状 本種より子実体のサイズが大きい Scleroderma verrucosum(ザラツキカタカワタケ) 子実体が不規則に裂開する 担子胞子表面が小刺状 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい