2016年11月22日 (仮訳)赤紫色の外皮を有する顕著な新種、Geastrum episcopale Kuhar, F. & Papinutti, L., 2009. Geastrum episcopale: a new noticeable species with red-violet exoperidium. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/101/4/535.short [Accessed November 22, 2016]. 【R3-03500】2016/11/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチン、コリエンテス州で採集された腹菌の一種を検討し、Geastrum episcopaleとして新種記載した。 本種は外皮が赤紫色、内皮が淡紫色であり、担子胞子が小型である点などが同属他種と明瞭に異なっていた。 収蔵標本1点が本種であることが後から明らかになったが、本種の発生は稀であり、その後の野外調査では新鮮な子実体を発見できなかった。 Argentina, Corrientes, Depto. Curuzú-Cuatiá (新種) Geastrum episcopale F. Kuhar & L. Papinutti 語源…司教の(法衣の色が紫色であることから) 【よく似た種との区別】 Geastrum fimbriatum(シロツチガキ) 子実体が乾湿によって開閉しない 外皮外層が嚢状 内皮が無柄 孔縁盤の境界が不明瞭 本種と異なり幼菌が乳房形で基部が倒円錐形なのではなくいくぶん球形 本種と異なり菌糸体層が豊富な残渣に覆われる 本種と異なり菌糸体層内側の偽柔組織状の層が永存性でない 本種と異なり軸柱を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい Geastrum saccatum(フクロツチガキ) 同じBasimyceliata節に含まれる 本種と異なり孔縁盤の境界が不明瞭という特徴を欠く 本種と異なり子実体基部が尖るという特徴を欠く 本種と異なり菌糸体層が永存性という特徴を欠く 本種と異なり菌糸体層に亀裂を生じるという特徴を欠く 本種と異なり軸柱を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい