(仮訳)Geoglossum heuflerianum – スイスにおけるアルプス産の種の再発見
Fluri, H. et al., 2017. Geoglossum heuflerianum – Wiederentdeckung einer alpinen Art in der Schweiz. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: http://www.univie.ac.at/oemykges/wp-content/uploads/2018/01/ozp26i_Fluri_Geoglossum_OZP26_final.pdf [Accessed February 18, 2018].
【R3-04863】2018/2/18投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

スイス・アルプスにおいてGeoglossum heuflerianumを150年以上ぶりに再発見し、詳細に検討するとともにレクトタイプ標本を指定した。
本種は高山帯に発生し、子実体が小型で、子嚢胞子が成熟時褐色で3隔壁を有し、側糸の末端細胞が褐色であることなどで特徴づけられた。
本種が現在の文献に掲載されていないのは、原記載の記述が不十分であったためと考えられた。

(その他掲載種)

Geoglossum heuflerianum Bail
※本種のレクトタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Geoglossum dunense
ヨーロッパに分布する
子実体のサイズが類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁数が3
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアルプスではなく地中海地域などに分布する
本種と異なり高山帯ではなく砂丘などに生息する
本種より子実体のサイズが僅かに大きい
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geoglossum sphagnophilum
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される