(仮訳)ハワイ固有種と推測されるRhodocollybia laulahaの地理的起源および系統関係
Keirle, M. et al., 2010. Geographic origins and phylogenetic affinities of the putative Hawaiian endemic Rhodocollybia laulaha. Mycotaxon. …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00044 [Accessed September 1, 2014].
【R3-01058】2014/09/01投稿

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3行まとめ

ハワイ産のRhodocollybia laulahaを、地理的に隔離された菌類個体群間の遺伝子流動を検討するためのモデルとして選択した。
分子系統解析の結果、新熱帯(中米)産のR. lignitilisR. laulahaと同種であることが明らかになり、前者を後者のシノニムとした。
本種の隔離分布を説明するために、本種の起源をハワイに求める仮説と、アメリカ大陸から最近ハワイに移入して生態的解放が起こったとする仮説を示して議論を行った。

(その他掲載種)

Rhodocollybia laulaha Desjardin, Halling & Hemmes
Rhodocollybia lignitilisを本種のシノニムとした。
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【よく似た種との区別】
Rhodocollybia unakensis
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じMaculataサブクレードに含まれる)
本種と異なりハワイおよび中米(コスタリカ、パナマ)ではなく米国テキサス州に分布する
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Rhodocollybia clavipes (Corner) Desjardin & Keirle
旧名:Marasmius clavipes Corner
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