2018年12月26日 （仮訳）インド、ヒマラヤ東部地域に産した新種Gliophorus glutinosus Chakraborty, D., Das, K. & Vizzini, A. 2018. Gliophorus glutinosus sp. nov. (Hygrophoraceae, Agaricales) from Eastern Himalayan region of India. MycoKeys. Avaialble at: https://mycokeys.pensoft.net/articles.php?id=28554 [Accessed December 26, 2018] 【R3-05800】2018/12/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ インド、シッキム州で採集された菌を検討し、Gliophorus glutinosusとして新種記載した。 本種は子実体全体に強い粘性を有し、襞が垂生し、柄がねじれ、縁シスチジアがゼラチン化し、傘表皮菌糸にクランプを欠くことなどで特徴づけられた。 全世界のGliophorus属Glutinosae節の検索表を掲載した。 India, Sikkim, South District, Thangse （新種） Gliophorus glutinosus K. Das, D. Chakr. & Vizzini 語源…粘性のある（柄表面の性状から） 【よく似た種との区別】 Gliophorus laetus（ナナイロヌメリタケ） 同じGlutinosae節に含まれる 形態的に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくカナダ、オーストリア、ハンガリーなどに分布する 本種より子実体のサイズが顕著に大きい 本種より傘のサイズが大きい 本種より柄が長い 本種と異なり柄頂部が帯灰淡紫色 本種と異なり柄がねじれることがない 本種ほど柄表面が粘性でない 本種と異なり焼けたゴムや焼けた髪の毛、魚や動物の檻などに喩えられる不快臭がある 本種より子実下層が厚い 本種と異なり子実下層がゼラチン化しないのではなく強くゼラチン化する 本種と異なり側偽シスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮が粘質並行被ではなく粘質毛状被 本種と異なり表皮の菌糸にクランプを有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gliophorus graminicolor 同じGlutinosae節に含まれる 襞が垂生する 縁シスチジアを有する 傘表皮が粘質平行菌糸被 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくオーストラリア、ニュージーランドなどに分布する 本種と異なり傘が草色、帯緑褐色、褐色 本種と異なり傘表面の粘性が強いのではなく中程度 本種と異なり柄が草色、帯緑褐色、褐色 本種と異なり柄がねじれない 本種ほど柄表面が粘性でない 本種と異なり子実体に不快な味がある 本種と異なり子実体に焼けた髪の毛のような不快臭がある 本種と異なり担子器が2-4胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり側偽シスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮の菌糸にクランプを有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hygrocybe noelokelani 同じGlutinosae節に含まれる 本種と異なりインドではなくハワイなどに分布する 本種と異なり傘が淡赤色、パステルレッド、濃桃色など 本種と異なり柄がねじれない 本種ほど柄表面が粘性でない 本種より担子胞子の最大幅が広い 本種と異なり担子胞子が長楕円形～ほぼ円筒形なのではなく卵状～広楕円形 本種と異なり傘表皮が粘質並行被ではなく粘質毛状被 本種と異なり傘表皮菌糸にクランプを有する Hygrocybe corallina インドに分布する 襞実質菌糸にクランプを有する 本種と異なり子実体が淡赤色～珊瑚赤色 本種と異なり襞が明るい赤色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり襞実質が類並列型ではなく並列型 本種より襞実質菌糸の最大幅が広い 本種と異なり傘表皮の菌糸にクランプを有する