(仮訳)中国産の新種、Gloeocantharellus persicinus
Deng, C-Y. & Li, T-H. 2008. Gloeocantharellus persicinus, a new species from China. Mycotaxon. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/106/106-449.html [Accessed October 22, 2021] 【R3-08895】2021/10/22投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国広東省の広葉樹林地上に単生~散生した菌を検討し、Gloeocantharellus persicinusとして新種記載した。
本種は傘が淡橙色または帯赤橙色~桃色で、肉が白色で変色せず、担子胞子表面が顕著なシアノフィリック性を示す疣状であることなどで特徴づけられた。
本種は同属他種とは子実体のサイズや変色性、担子胞子のサイズや装飾などが異なっていた。
中国広東省陽江市陽春市

(新種)

Gloeocantharellus persicinus T.H. Li, Chun Y. Deng & L.M. Wu
語源…桃色の(傘の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gloeocantharellus echinosporus
アジアに分布する
子実体の色が類似している
本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく明瞭な刺状
Gloeocantharellus lateritius
アジアに分布する
子実体の色が類似している
本種と異なり肉が露出すると紫変する
本種より担子胞子のサイズが大きい
Gloeocantharellus okapaensis
アジアに分布する
子実体の色が類似している
本種と異なり傘表面が乾燥している
本種と異なり肉が傷つくと汚い帯ワイン灰紫色に変色する
本種より担子胞子のサイズが大きい
Gloeocantharellus purpurascens
肉眼的形態が類似している
本種と異なり中国ではなく北米などに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実体が傷つくと顕著に紫変する
Gloeocantharellus uitotanus
本種と異なり中国ではなく中米などに分布する
本種と異なり傘がより濃色の赤色~帯赤褐色
本種より襞の枚数が少ない
本種より襞の幅が狭い
本種と異なり襞の間隔がやや疎
本種と異なり襞が垂生ではなくやや垂生する
本種より襞が顕著に吻合する