(仮訳)ヨーロッパグリに実腐病を引き起こす新種、Gnomoniopsis castanea
Visentin, I. et al., 2012. Gnomoniopsis castanea sp. nov. (Gnomoniaceae, Diaporthales) as the causal agent of nut rot in sweet chestnut. Journal of Plant Pathology. Available at: http://sipav.org/main/jpp/index.php/jpp/article/view/2569 [Accessed June 5, 2017].
【R3-04090】2017/06/06投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

イタリア、ピエモンテ州でヨーロッパグリの罹病果実から分離された菌を検討し、Gnomoniopsis castaneaとして新種記載した。
本種は果実または花に接種しても同様の症状を引き起こすことが示された。
また、本種は感染が生じた果樹園において無症状の枝の樹皮からも安定して分離され、エンドファイトでもあることが示唆された。
Italy, Robilante (CN)

(新種)

Gnomoniopsis castanea G. Tamietti.
語源…クリ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gnomoniopsis clavulata
ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりクリ属植物が宿主として知られていない
ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gnomoniopsis paraclavulata
ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりクリ属植物が宿主として知られていない
ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される