(仮訳)中国河北省においてシナグリに胴枯病を引き起こす新種、Gnomoniopsis chinensis
Jiang, N., Liang, L-Y. & Tian, C-M. 2020. Gnomoniopsis chinensis (Gnomoniaceae, Diaporthales), a new fungus causing canker of Chinese chestnut in Hebei Province, China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/51133/ [Accessed May 19, 2020] 【R3-07331】2020/5/19投稿

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3行まとめ

中国河北省においてシナグリに胴枯病を引き起こした菌を検討し、Gnomoniopsis chinensisとして新種記載した。
本種は分生子果が黄色~橙色で樹皮に半埋生し、橙色の巻きひげ状の分生子塊を形成した。
接種試験により、本種に弱い病原性があることを確かめた。
中国河北省承徳市

(新種)

Gnomoniopsis chinensis C.M. Tian & N. Jiang
語源…中国産の
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【よく似た種との区別】
Gnomoniopsis daii
中国に分布する
同じシナグリを宿主とする
分生子のサイズの範囲が重なる
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gnomoniopsis smithogilvyi
同じクリを宿主とする
分生子のサイズの範囲が重なる
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なりシナグリではなくヨーロッパグリを宿主とする
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される