(仮訳)葉上生地衣の東アジア新産種Gyalectidium setiferumおよびその分子系統的位置
Miyazawa, K., Ohmura, Y. & Okane, I. 2023. Gyalectidium setiferum (Gomphillaceae, Ascomycota), a foliicolous lichen, new to East Asia and its molecular phylogenetic position. Taiwania. Available at: https://taiwania.ntu.edu.tw/abstract/1913 [Accessed March 5, 2023] 【R3-10391】2023/3/5投稿

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3行まとめ

アオキとイズセンリョウの葉に発生した地衣の一種、Gyalectidium setiferumを東アジア新産種として報告した。
本種は垂直の類白色半透明のシリアを有し、それらが膨大した帯緑色の”diahyphal mass”を囲むことなどで特徴づけられた。
本種の単系統性と系統的位置を分子系統解析により確かめた。

(東アジア、日本新産種)

Gyalectidium setiferum Vězda & Sérus.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gyalectidium eskuchei
“hyphophoral structure”が類似している
本種と異なり顕著な”diahyphal mass”を有するという特徴を欠く
Gyalectidium rosae-emiliae
“hyphophoral structure”が類似している
本種と異なり顕著な”diahyphal mass”を有するという特徴を欠く
本種と異なり不稔の剛毛を欠く
Aderkomyces spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と”diahyphal mass”の構造が異なる
Echinoplaca spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と”diahyphal mass”の構造が異なる