(仮訳)中欧産Gyalidea minuta – 分布、生態、形態変異に関する新規データ
Kubiak, D. & Malíček, J., 2012. Gyalidea minuta in Central Europe – new data on its distribution, ecology, and morphological variation. Mycotaxon. Available at: https://botany.natur.cuni.cz/licheno/soubory/publikace/[25]Kubiak_Gyalidea2012.pdf [Accessed November 21, 2014].
【R3-01303】2014/11/21投稿

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3行まとめ

Gyalidea minutaを中欧のチェコおよびポーランドから初めて報告した。
本種は従来ポルトガル、フランス、ベルギーのみで知られており、中欧産の標本とは子器のサイズ、子実層の高さ、子嚢胞子のサイズおよび隔壁の数と配列に違いが見られた。
ポーランドにおける長期間の調査でも本種の記録は僅かであり、短命な性質を有することが示唆された。

(中欧、ポーランド、チェコ新産種)

Gyalidea minuta Van den Boom & Vězda
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gyalidea fruticola
樹皮に発生する
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり子器が帯白灰色~淡い帯黄色
本種と異なり子実層面をほぼ覆うほどに発達した果托を有する
本種より子嚢胞子がかなり長い
本種より子嚢胞子の隔壁数が多い
Coenogonium pineti(コツブダイダイサラゴケ)
肉眼的形態が本種の湿時の形態と類似している
本種と顕微鏡的形質が大きく異なる