(仮訳)北米南東部産の新種、Gyalideopsis pusilla
Lücking, R. & Tønsberg, T., 2016. Gyalideopsis pusilla (Gomphillaceae, lichenized Ascomycetes), a new species from southeastern North America. North American Fungi. Available at: http://134.121.5.83/index.php/pnwfungi/article/view/1474 [Accessed November 22, 2016].
【R3-03501】2016/11/23投稿

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3行まとめ

米国テネシー州で採集された痂状地衣の一種を検討し、Gyalideopsis pusillaとして新種記載した。
本種は川辺のRhododendron maximumの葉に生じていた。
本種は子嚢胞子が非常に小型で3隔壁を有し、ハイフォフォアが短い剛毛状であることなどで特徴づけられた。
U.S.A., Tennessee, Sevier Co., the Southern Appalachians, the Great Smoky Mountains National Park, Alum Cave Trail trailhead

(新種)

Gyalideopsis pusilla Lücking & Tønsberg
語源…小さい
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gyalideopsis minutissima
葉上生地衣である
子嚢胞子の隔壁数の範囲が重なる
本種と異なり地衣体が規則的な円形ではなく不規則形
本種より子器のサイズが小さい
本種と異なり子器が帯黄灰褐色ではなく帯黄白色
本種と異なり子器に果托の縁を欠く
本種と異なり子器が無柄
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3(-4)ではなく3(-5)
本種と異なりハイフォフォアが知られていない
Gyalideopsis perminuta
葉上生地衣である
子器のサイズが類似している
子器の色が類似している
子嚢胞子の隔壁数の範囲が重なる
本種と地衣体の形態が異なる
本種と異なり子器に果托の縁を欠く
本種と異なり子器が無柄
本種と子嚢胞子のサイズが異なる
本種と子嚢胞子の隔壁が異なる
本種と異なりハイフォフォアを欠く
Gyalideopsis applanata
葉上生地衣である
子嚢胞子の隔壁数の範囲が重なる
本種より子器のサイズがずっと大きい
本種と異なり子器が帯黄灰褐色ではなく暗い帯灰褐色
本種と異なり子器が扁平
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3(-4)ではなく3(-5)
本種と異なりハイフォフォアが暗褐色ではなく白色
本種と異なり”diahyphae”に隔壁を有する
Gyalideopsis muscicola
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁数の範囲が重なる
“diahyphae”が糸状
本種と異なり葉上生ではなくコケ生である
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり子器が帯黄灰褐色ではなく暗褐色
本種と異なり子器が無柄
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3(-4)ではなく3(-5)
本種と異なりハイフォフォアが剛毛状ではなく掌状~小歯状
Lithogyalideopsis poeltii
子嚢胞子の隔壁数が通常3
ハイフォフォアが暗色
ハイフォフォアが剛毛状
本種と異なり葉上生ではなく地上生である
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり子器が帯黄灰褐色ではなく(暗)褐色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり”diahyphae”が糸状ではなく掌状で、糸状の基部から分枝し末端が数珠形