(仮訳)中国西部産の新種Gymnosporangium huanglongense
Cao, B., Tian, C-M. & Liang, Y-M. 2016. Gymnosporangium huanglongense sp. nov. from western China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2016/00000131/00000002/art00017 [Accessed May 28, 2023] 【R3-10644】2023/5/28投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国の四川省および青海省においてJuniperus przewalskiiに発生したさび菌の一種を検討し、Gymnosporangium huanglongenseとして新種記載した。
本種は冬胞子が2細胞からなり、複数の発芽孔を有することなどで特徴づけられた。
本種は当該宿主において初めて報告されたGymnosporangium属菌となった。
中国四川省

(新種)

Gymnosporangium huanglongense Y.M. Liang & B. Cao
語源…黄龍産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gymnosporangium clavariiforme
宿主の枝に生じる
冬胞子の細胞数が2
本種と異なり宿主がJuniperus przewalskiiでない
本種と異なり冬胞子堆が円錐形または不規則形ではなく円錐形または僅かに扁圧される
本種より冬胞子の幅が狭い
本種と異なり冬胞子の基部細胞の隔壁付近に2つの孔を有し、遠位細胞の隔壁付近に2つの孔を有するかあるいは時に頂部の孔と隔壁付近の1つの孔を有するという特徴を欠く
Gymnosporangium fusisporum
宿主の枝に生じる
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主がJuniperus przewalskiiでない
本種と異なり冬胞子堆が円錐形または不規則形ではなく円柱形または僅かに扁圧される
本種より冬胞子の幅が広い
本種と異なり冬胞子の細胞数が2ではなく1(-2)
本種と異なり冬胞子の基部細胞の隔壁付近に2つの孔を有し、遠位細胞の隔壁付近に2つの孔を有するかあるいは時に頂部の孔と隔壁付近の1つの孔を有するという特徴を欠く
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gymnosporangium gracile
宿主の枝に生じる
冬胞子の細胞数が2
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主がJuniperus przewalskiiでない
本種より冬胞子が短い
本種と異なり冬胞子堆が円錐形または不規則形ではなく円柱形
本種と異なり冬胞子の基部細胞の隔壁付近に2つの孔を有し、遠位細胞の隔壁付近に2つの孔を有するかあるいは時に頂部の孔と隔壁付近の1つの孔を有するという特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gymnosporangium unicorne
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主がJuniperus przewalskiiでない
本種より冬胞子が短い
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される