2013年12月10日 (仮訳)新型の子嚢胞子を持つ花被生息性葉圏菌の新属新種Gynonectria intraspora Dobbeler, P., 2012. Gynonectria intraspora gen. et sp. nov.(Hypocreales), a perianthicolous phyllosphere fungus with a novel ascospore type. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0763-0 [Accessed December 10, 2013]. 【R3-00110】2013/12/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカおよびパナマの熱帯雨林においてクサリゴケ科Odontolejeunea属のコケの花被に子嚢果を形成するGynonectria intrasporaを新種記載した。 本種は宿主の蘚帽と胚の間に侵入して偽組織を形成し、胞子体を変形させて成熟を抑制したが、配偶体には目立った影響を及ぼしていなかった。 本種の子嚢胞子は、子嚢内部で分割して2つの娘細胞となり、その周囲が母細胞由来の細胞質に覆われるという特殊な性質を持ち、本論文で新たに「イントラスポア(intraspore)」と命名された。 COSTA RICA, Prov. Puntarenas, Cordillera de Tilarán, Monteverde Cloud Forest Reserve (新種) Gynonectria intraspora Dobbeler 語源…内部の胞子の(または「イントラスポア」の) ※2013年12月10日現在、本種はMycoBankには登録されていない。 よく似た種…なし(非コケ生息性の菌も含め、いかなるネクトリオイド菌類との類縁性も見出せない)