(仮訳)エストニア産の新種、Hebeloma alvarense
Vesterholt, J. & Vauras, J. 2004. Hebeloma alvarense, a new species from Estonia. Karstenia. Available at: https://www.funga.fi/Karstenia/Karstenia_44-1-2_2004-4.pdf [Accessed January 28, 2023] 【R3-10283】2023/1/28投稿

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3行まとめ

エストニア、サーレ県のマツ林で採集された菌を検討し、Hebeloma alvarenseとして新種記載した。
本種は傘が肉桂色で、襞が疎、柄が非常に脆い羊毛状、担子胞子がいくぶん紡錘形でペリスポアが緩むことなどで特徴づけられた。
本種は類似種とは傘の色や襞の幅、上表皮がごく薄い点などで区別された。
Estonia. Hiiumaa. Kilina commune, Kassari, Saare

(新種)

Hebeloma alvarense Vesterh. & Vauras
語源…アルバーパイン(林)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hebeloma fragilipes
柄の質感が脆い
担子胞子が僅かにデキストリノイド
担子胞子のペリスポアが緩い
本種より傘がずっと淡色
本種と異なり襞の幅が広いという特徴を欠く
本種と異なり襞に液滴を伴うという特徴を欠く
本種と異なりシスチジアの中位の壁がしばしば厚い
本種より上表皮がずっと厚い
Hebeloma cremeopalidum
ヨーロッパに分布する
担子胞子がいくぶん紡錘形
上表皮がごく薄い
本種と異なりエストニアではなくスペインに分布する
本種と異なり傘が淡色
本種と異なり襞の幅が広いという特徴を欠く
本種と異なり襞に液滴を伴うという特徴を欠く
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が強いデキストリノイドである
Hebeloma theobrominum
傘が肉桂色
本種と異なり襞の幅が広いという特徴を欠く
本種と異なり襞に液滴を伴うという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子のペリスポアが緩まない
本種と異なり担子胞子が強いデキストリノイドである
本種より上表皮が厚い
Hebeloma birrus
傘が肉桂色
本種と異なり襞の幅が広いという特徴を欠く
本種と異なり襞に液滴を伴うという特徴を欠く
本種と異なり子実体に果実臭がある
本種と異なり担子胞子が強いデキストリノイドである
本種と異なり縁シスチジアが短い
本種と異なり縁シスチジアがいくぶん円筒形
本種より上表皮が厚い