2023年3月26日 (仮訳)南アフリカのサザン・アフロテンペレート・フォレストに産したHericium属の新種、Hericium opheliea Van der Merwe, B., Herrmann, P. & Jacobs, K. 2023. Hericium opheliea sp. nov., a novel species of Hericium (Basidiomycota: Russulales, Hericiaceae) from the Southern Afrotemperate forests of South Africa. Mycology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/21501203.2023.2191636 [Accessed March 26, 2023] 【R3-10454】2023/3/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカで採集された菌を検討し、Hericium ophelieaとして新種記載した。 本種は子実体が初め白色で老成すると黄色になり、同属他種とは基質および担子胞子とグレオシスチジアのサイズが異なっていた。 本種はオリーブ属、タイミンタチバナ属、モチノキ属、Ocotea属の4種の樹木から発生し、うち3種は南アフリカ固有種であった。 South Africa, Knysna-Amatole Afrotemperate region (新種) Hericium ophelieae Van der Merwe & Jacobs 語源…アルチュール・ランボーの詩「オフィーリア」より(本種の流れるような白い子実体の形容のような一節を含むことから) 【よく似た種との区別】 Hericium bembedjaense アフリカに分布する 肉眼的形態が非常に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南アフリカではなくカメルーンなどに分布する 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい 本種よりグレオシスチジアの幅が狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hericium coralloides(サンゴハリタケ) 形態的に類似している(従来この種と考えられてきた) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南アフリカではなくロシア、米国などに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される