2020年5月6日 （仮訳）タイのマングローブ林において分離された担子菌酵母の新種、Heterocephalacria mucosa Kunthiphun, S. et al., 2019. Heterocephalacria mucosa sp. nov., a new basidiomycetous yeast species isolated from a mangrove forest in Thailand. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.003562 [Accessed May 6, 2020] 【R3-07291】2020/5/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイ、ラノーン県のマングローブ林において腐朽樹皮および水から分離された酵母の一種を検討し、Heterocephalacria mucosaとして新種記載した。 本種はITS、D1/D2、nrSSUに基づく分子系統解析でH. arrabidensisに近縁であったが、異なる系統を形成した。 また、両種は炭素源の資化能や生長温度も異なっていた。 Ngao Waterfall National Park, Ranong, Thailand （新種） Heterocephalacria mucosa Kunthiphun, Wattanagonniyom, Endoh, Takashima, Ohkuma, Tanasupawat & Savarajara 語源…粘質の（コロニーの性状から） 【よく似た種との区別】 Heterocephalacria arrabidensis 有性世代が知られていない ITS、D1/D2、nrSSU領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく南極などに分布する 本種と異なり樹皮および水ではなく土壌などから分離される 本種と異なりグリセロール、DL-乳酸、コハク酸、クエン酸、D-グルコン酸を資化不能 本種と異なり25°Cで良好に生育するという特徴を欠く D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される