(仮訳)中国南西部の雲南省およびチベットの淡水環境に産した新種Hongkongmyces brunneisporus
Bao, D-F. et al., 2021. Hongkongmyces brunneisporus sp. nov. (Lindgomycetaceae) from freshwater habitats in Yunnan Province and Tibet, Southwest China. Mycosystema. Available at: https://manu40.magtech.com.cn/Jwxb/EN/10.13346/j.mycosystema.200307 [Accessed March 22, 2023] 【R3-10441】2023/3/22投稿

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3行まとめ

中国雲南省およびチベット自治区において淡水に沈んだ材に発生した菌を検討し、Hongkongmyces brunneisporusとして新種記載した。
本種は有性世代が知られている本属2番目の種となった。
もう片方のH. thailandicaとは子嚢果の剛毛や子嚢胞子の形態などが異なっていた。
中国チベット自治区

(新種)

Hongkongmyces brunneisporus D.F, Bao, Z.L, Luo, & H.Y, Su
語源…褐色の胞子の(分生子の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hongkongmyces thailandica
アジアに分布する
子嚢果が埋生~半埋生する
子嚢果が群生する
子嚢果が球形
子嚢のサイズの範囲が重なる
子嚢が偽裂開二重壁
子嚢が有柄
子嚢胞子が紡錘形
子嚢胞子にゼラチン質の鞘を伴う
nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する
本種と異なり淡水生ではなく陸生である
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種と異なり子嚢果表面に剛毛を有するのではなく欠く
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子が帯赤褐色~暗褐色でなく無色である
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形で両端が細まり鈍頭ではなく広紡錘形で両端が先細りになり丸い
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5-7ではなく1
nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される