2015年2月24日 (仮訳)インド、ケララ州産の新種Hygrocybe rubida Vrinda, KB., Varghese, SP. & Pradeep, CK., 2013. Hygrocybe rubida, a new species from Kerala State, India. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012000423 [Accessed February 24, 2015]. 【R3-01587】2015/02/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州の熱帯常緑林で採集された菌を検討し、Hygrocybe rubidaとして新種記載した。 本種は傘と柄が鮮紅色で乾燥しており、担子胞子が卵形~類扁桃形、傘表皮が毛状被であることなどで特徴づけられた。 最も顕著なのは襞の縁部にシスチジアが密生する点で、これは他のSquamulosae亜節の種には見られない特徴であった。 India, Kerala State, Kollam District, Thenmala (新種) Hygrocybe rubida Vrinda & Pradeep 語源…暗赤色の 【よく似た種との区別】 Hygrocybe cantharellus(ベニヒガサ) インド、ケララ州に分布する 担子胞子の形態に変異が大きい 担子胞子のサイズの範囲が類似している 本種と異なりインドではなく北米およびヨーロッパに広く分布する 本種と異なり担子器が1-5胞子性ではなく1-4胞子性(著者により異なる) 本種より担子胞子の幅が顕著に狭い 本種と異なり顕著な縁シスチジアを有するという特徴を欠く Hygrocybe miniata(アカヌマベニタケ) 同じSquamulosae亜節に含まれる 本種と異なりインドではなくオランダおよびグリーンランドに分布する 本種より子実体が低い 本種ほど子実体が細長くない 本種と異なり襞が深く垂生するという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が卵形~類扁桃形でない Hygrocybe turunda(ザラツキキヤマタケ) 同じSquamulosae亜節に含まれる 襞が垂生する 本種と異なり傘が鮮紅色ではなく黄色~橙色 本種と異なり傘表面の小鱗片が中央部だけではなく時に傘全体に分布する 本種と異なり傘表面の小鱗片が傘と同色ではなく帯黒色 本種と異なり傘表面の小鱗片が圧着するかふけ状ではなくしばしば直立する 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なり真の縁シスチジアを全く欠く Hygrocybe coccineocrenata(ミズゴケノハナ) 同じSquamulosae亜節に含まれる 襞が垂生する 本種と異なり傘が鮮紅色ではなく帯赤色 本種と異なり傘表面の小鱗片が傘と同色ではなく黒色 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なり真の縁シスチジアを全く欠く Hygrocybe dorothyae 本種と異なりインドではなくオーストラリアに分布する 本種と異なり土壌ではなくミズゴケの上に発生する 本種と異なり傘が凸形~平らな凸形で中央部が窪むのではなく鈍い円錐形~凸形で中高 本種と異なり襞の縁部が同色ではなく顕著に縁取られる 本種と異なり柄表面が平滑ではなく一見平滑だが微細な毛に覆われる 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり柄表皮に波状または僅かに棍棒形の要素がしばしば混じる