2015年2月23日 (仮訳)Colorati亜属Olivaceoumbrini節Tephroleuci亜節の新種Hygrophorus exiguus Larsson, E., Campo, E. & Carbone, M., 2014, Hygrophorus exiguus, a new species in subgenus Colorati section Olivaceoumbrini, subsection Tephroleuci. Karstenia. Available at: http://www.researchgate.net/profile/Ellen_Larsson/publication/271825083_Hygrophorus_exiguus_a_new_species_in_subgenus_Colorati_section_Olivaceoumbrini_subsection_Tephroleuci/links/54d219a60cf25ba0f0425876.pdf [Accessed February 22, 2015]. 【R3-01583】2015/02/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フェノスカンジアにおいてドイツトウヒの混交原生林に発生した菌を検討し、Hygrophorus exiguusとして新種記載した。 本種はスウェーデン、イタリア、フランスなどにも広く分布し、稀産種と見られたが見過ごされてきた可能性もあるとされた。 また、H. odoratusのタイプ標本を検討して形態形質の修正を行った。 Finland. Koillismaa. Kuusamo, Oulanka National Park, Ampumavaara (新種) Hygrophorus exiguus E. Larss., E. Campo & M. Carbone 語源…小さい 【よく似た種との区別】 Hygrophorus agathosmus フィンランドおよびスウェーデンに分布する 発生する森林のタイプが同一 子実体の形態が類似している(子実体が小型の場合) 子実体にマジパンまたはアーモンド臭がある ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より人為的影響の大きい、草の多い場所にしばしば発生する 本種より子実体のサイズがかなり大きい 本種ほど若い子実体がクヌギタケ型/ヒダサカズキタケ型でない 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり襞が桃色を帯びるという特徴を欠く 本種より子実体の臭いが強い 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hygrophorus hyacinthinus スウェーデンに分布する トウヒ属の原生林に発生する 子実体の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズがかなり大きい 本種ほど若い子実体がクヌギタケ型/ヒダサカズキタケ型でない 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり襞が桃色を帯びるという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種より担子胞子のQ値が大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hygrophorus odoratus 顕微鏡的形質がかなり類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズがかなり大きい 本種ほど若い子実体がクヌギタケ型/ヒダサカズキタケ型でない 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり襞が桃色を帯びるという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Hygrophorus odoratus A.H. Sm. & Hesler 【よく似た種との区別】 Hygrophorus exiguus 顕微鏡的形質がかなり類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズがかなり小さい 本種より若い子実体がクヌギタケ型/ヒダサカズキタケ型に近い 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり襞が桃色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される