2019年12月4日 (仮訳)ギニア-コンゴ植物区系産タバコウロコタケ科菌類:新種Phylloporia rinoreae、ガボンのフォレスト・グローバル・アース・オブザバトリー・プロットに産したさらなる未記載種 Jerusalem, M., 2019. Hymenochaetaceae (Basidiomycota, Hymenochaetales) from the Guineo-Congolian phytochorion: Phylloporia rinoreae sp. nov., an additional undescribed species from the Forest Global Earth Observatory Plot in Gabon. Plant Ecology and Evolution. Available at: https://www.plecevo.eu/index.php/plecevo/article/view/1567 [Accessed December 4, 2019] 【R3-06831】2019/12/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ガボンの熱帯雨林においてRinorea属植物の生木の小枝に生じた菌を検討し、Phylloporia rinoreaeとして新種記載した。 本種はこの植物区系における7番目の種であり、スミレ科植物に生じた全世界で2番目の種で、傘に同心円状の溝があり、毛被が厚く、肉と黒色の境界をなすことなどで特徴づけられた。 ギニア-コンゴ植物区系産の種の検索表を掲載した。 Gabon, Ogooué Maritime, Gamba complex, CTFS-ForestGEO Rabi forest monitoring Plot (新種) Phylloporia rinoreae Decock, Jerusalem & Yombiyeni 語源…Rinorea属の 【よく似た種との区別】 Phylloporia weberiana 中部アフリカに分布する 子実体が無柄 傘表面に同心円状の溝がある 肉と毛被の間に黒色の線がある 毛被が肉よりも厚い 担子胞子が楕円形 本種と異なりカメルーン、コンゴ民主共和国における分布が知られている 本種と異なり小枝ではなく幹に生じる傾向がある 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種より孔口のサイズが大きい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporia littoralis ガボンに分布する 小枝に発生する 子実体が無柄 毛被が肉よりも厚い 本種と異なり閉じた熱帯雨林ではなく開けた沿岸の季節乾燥林に生息する 本種と異なりRinorea属ではなくNichallea属植物を宿主とする 本種と異なり傘が褐色ではなく淡いコルク色 本種と異なり傘表面に同心円状の溝を欠く 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり肉と毛被の間に黒色の線を欠く nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporia rzedowskii 同じスミレ科植物を宿主とする 本種と異なりRinorea属ではなくHybanthus属植物などを宿主とする 本種と異なりガボンではなくメキシコなどに分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される